顎関節炎の種類と症状を徹底解説!それぞれの治療方法とは? | 歯と健康のラボラトリー

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顎関節炎の種類と症状を徹底解説!それぞれの治療方法とは?

顎関節に違和感があると、会話や咀嚼など、生活する上で大切な動きが困難になってしまいますよね。この記事を読んでいる方の中にも、「なんだか顎関節が痛い」「顎関節が少し腫れている気がする…」などの症状に悩んでいる方がいらっしゃるのではないでしょうか。

もしかしたら、その症状は「顎関節炎」によって引き起こされている可能性があります。

今回は、そんな顎関節のトラブルに悩んでいる方に知ってほしい、顎関節炎の種類や症状、それぞれの治療方法についてご紹介します。ぜひご参考にしてください。

Contents

顎関節とは

顎関節とは、頭蓋の下顎窩と下顎骨を連結している関節のことを言います。

この顎関節が正常な働きをしていない場合、会話咀嚼をすることが困難になり、健康に生きる上でとても重要な部位と言えるでしょう。

感染性顎関節炎

顎の周囲組織の感染直接拡大、または、血液媒介微生物の血行性散布により、顎関節に感染が生じることがあります。

感染を放置していると、感染部分は炎症を起こし、顎の動きは制限され、ずきずきと疼くように痛む疼痛が引き起こされます。

感染性顎関節炎の診断は、全身性疾患の所見、周囲組織の感染と関連した感染の局所微候によって行われます。X線所見は、早期には陰性であっても、後に骨破壊を示すこともあるので注意が必要です。

感染性顎関節炎を放置して、後遺症として残らないように、顎関節に違和感や痛みを感じた際は速やかに病院に行き、医師からの適切な治療を受けてください。

感染性顎関節炎の治療方法

感染性顎関節炎の主な治療方法は、抗菌薬の投与・疼痛コントロール・適度な水分補給・顎の安静となります。また、痛みが強い場合は、消炎鎮痛薬などの鎮痛剤が処方されることもあります。

外傷性顎関節炎

外傷を起こす原因として急激な外力(困難な抜歯やスポーツ時の事故、気管挿管など)により起こる「急性外傷」が、顎関節炎を引き起こすことがあります。疼痛・圧痛・顎の動きの制限などの症状が引き起こされ、病歴と合わせて診断されます。

X線検査では、関節内の浮腫や出血により関節腔が拡大される場合を除いては、異常所見がないことが多いです。

顎周辺の治療後に上記のような症状が現れたら、速やかに病院に行きましょう。

外傷性顎関節炎の治療方法

外傷性顎関節炎の主な治療方法は、非ステロイド系抗炎症薬の服用・温罨法・軟食摂取・顎の安静となります。急性症状が落ち着いたら、開口練習などリハビリを行います。

リウマチ性顎関節炎

成人と小児の関節リウマチ患者の17%において顎関節が侵されますが、通常の場合、顎関節は最後に影響を受けます。

腫れ・疼痛・顎の動きの制限などが主な症状となり、進行していくと前歯部開咬の原因ともなる骨破壊が認められます。多関節炎に関連する顎関節の炎症によって診断され、関節リウマチに典型的な他の所見により確定されます。

リウマチ性顎関節炎の治療方法

リウマチ性顎関節の治療方法は、栄養や安静などの支持療法・疾患の進行を抑える薬剤投与・非ステロイド系抗炎症薬の服用となります。症状に改善が見られたら、適度な開口訓練は過度の運動障害を予防することに役立ちます。

また、症状が悪化し強直症が発症した場合、外科手術を行う場合があるので早期発見・早期治療を心掛けましょう。

痛風

極めて稀ですが、顎関節が痛風の炎症を発症することがあります。血液中の尿酸値が高いほど痛風になりやすいので、高尿酸血症の方はとくに注意しましょう。

血液検査や顎関節に現れている痛みや腫れなどの症状から診断します。

痛風の治療方法

痛風の治療方法は、生活習慣の改善・急性発作時の治療薬、非ステロイド性の消炎鎮痛剤の服用となります。

食事制限や摂取成分の選別、適度な運動を心掛け、痛風により引き起こされた炎症の痛みを抑えることが重要です。

偽痛風

偽痛風とは、発作の症状が痛風でみられる症状と似ていることから付けられた病名です、痛風は尿酸結晶による関節炎ですが、尿酸以外の結晶誘発による関節炎を総称し、偽痛風と呼ばれています。

痛風と同様に、通常は膝、手首に症状が現れるのですが、稀に顎関節が偽痛風の炎症を発症することがあります。顎関節に強い痛みが現れ、咀嚼や会話に支障が出る可能性もあります。

偽痛風は、関節液の顕微鏡検査や、X線検査、超音波検査で診断します。

偽痛風の治療方法

偽痛風の治療は、非ステロイド系抗炎症薬の服用・発作の予防効果があるコルヒチンの投与・関節液の排出とコルチコステロイドの注射・理学療法などの手段をとります。

顎関節に炎症が起こると、痛みや腫れ、動きの制限が見られ、快適な生活を送ることが困難になります。そのため、症状が現れたら速やかに病院に行き、医師からの適切な治療を受けましょう。

まとめ

いかがでしたか?

顎関節炎は、顎関節症や歯周病ほど、多くの方に知られている病気ではありません。そのため、顎関節炎の症状が現れた際、不安に思う方が多いと思います。

今後、顎関節に痛みや腫れが現れたら、今回の記事をご参考にしてください。

顎関節炎を放置すると、症状が進行してい外科手術が必要になる場合もあります。

「少し痛いだけだから大丈夫」、「腫れているけどそのうち治るだろう」と考えている方は要注意です。自己判断はせずに、しっかりと病院で適切な治療を受け、完治を目指してください。

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