ホワイトニングの効果を持続するために知っておきたい注意点 | 歯と健康のラボラトリー

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ホワイトニングの効果を持続するために知っておきたい注意点

歯のホワイトニングをした後の歯は、白くてとってもキレイですよね。そのあとも、その色や美しさを保ち続けたいと思うでしょう。

そこで、今回はホワイトニングの効果を持続するための注意点をご紹介します。歯のキレイさを保ちたい方はぜひ参考にしてくださいね。

Contents

ホワイトニングの種類

まずは、ホワイトニングの種類についてご説明します。ホワイトニングは主に3種類あります。

  1. ホームホワイトニング
  2. オフィスホワイトニング
  3. デュアルホワイトニング

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、自宅で自分で行うホワイトニングのことです。

ホームホワイトニングの効果は、薬剤の濃度にもよるのですが、1週間でワントーンほど歯の色がアップします。反応が出やすい方であれば、2トーンから4トーンほどアップする場合もあります。

効果が持続する期間は、短くても半年、長くて1年間ほどです。オフィスホワイトニングと比べて持続効果が長いというメリットがあります。

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングは、歯科医院で歯の表面に専用のホワイトニングの薬剤を塗り、特殊なレーザーやライトをあてることで、ホワイトニング効果を高める方法です。

オフィスホワイトニングの効果は個人差が非常に大きいです。1回で4~5トーンアップすることもあれば、ワントーンしかアップしない場合もあります。持続効果は短くて3か月、長くて6か月程度が一般的です。

デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングは、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを組み合わせて行うホワイトニング法です。

効果は使う薬剤や機器にもよるのですが、1回で1~10トーンほどアップします。最も効果を感じやすいホワイトニング法で、一般的に「歯が白い」と言われる色味であるB1に最短で到達できる方法です。デュアルホワイトニングの持続期間は、1年ほどです。人によっては1年以上効果が長く続く場合もあります。

ホワイトニングの効果を持続するための注意点

それでは、ホワイトニングの効果を持続するための注意点をご紹介します。

ホワイトニング後の歯磨きについて

ホワイトニングをした後の歯も、いつもと同じように歯磨きをして大丈夫です。

歯は、磨き残しの汚れなどの上に色素沈着することや、歯の表面が長時間色素に触れることで黄ばんだり茶色になっていきます。

歯についた汚れは、時間の経過とともに固まり取れにくくなってしまいます。そのため、ホワイトニングの有無に関係なく、汚れが付着したらできるだけ早く歯磨きしましょう。もちろんこれは、虫歯や歯周病予防にもつながります。

また、ホワイトニング後の歯の色を保つには、毎日のケアが必要です。正しい歯磨きを意識して、毎日のケアを怠らないようにしましょう。

歯磨き粉の成分に気を付ける

ホワイトニング後の歯の色を保つには、毎日使用する歯磨き粉にも注意しましょう。

口の中に入れるとじゃりじゃりするような研磨剤が配合されている歯磨き粉は要注意です。このような歯磨き粉は、使い続けていると歯の表面を削ってしまう場合があります。細かく傷ついた歯の表面は、食べ物の色素が入り込みやすく、歯の汚れを招く恐れがあります。

着色しやすい食べ物を控える

ホワイトニングをしたキレイな歯の状態を保つには、歯に着色しやすい飲食物を避けることが重要です。特に、ホワイトニング直後は着色しやすい飲食物の摂取を控える必要があります。

コーヒーや紅茶、緑茶、赤ワインやカレーなどは黄ばんだり、着色しやすいので、気を付けなければいけません。

また、歯に汚れをつきやすくさせる飲食物にも気を付けましょう。炭酸ジュースやお菓子などの砂糖を多く含むもの、梅干しやレモンなどの強い酸性のものは、歯を汚れにくくするエナメル質を溶かしてしまいます。そのため、これらを摂取するとほかの食べ物や飲み物の汚れを歯につきやすくしてしまうのです。

煙草のヤニに注意する

煙草のヤニは歯につきやすいので、歯を茶色く変色させてしまいます。せっかくホワイトニングでキレイにした歯も、すぐに汚れてしまうでしょう。

また、一度歯についたヤニはなかなか落ちないため、普段煙草を吸っている方も、ホワイトニング期間中は禁煙することがおすすめです

どうしても禁煙できない方は、次のポイントに注意して煙草を吸いましょう。

  • 煙草を吸ったらできるだけすぐに歯磨きする
  • 自宅でセルフホワイトニングをする

このように注意するだけで、ホワイトニングの効果を長く保つことができるのです。

コーティング剤を使う

ホワイトニングの効果を保つには、コーティング剤の使用もおすすめです。

コーティング剤は、歯に食べ物や煙草の汚れがつきにくくなるので、ホワイトニング後のキレイな色を長期間保ちやすくなるのです。また、コーティング剤の効果を高めるには、ホワイトニング直後に塗ることがポイントです。ホワイトニング直後でないときは、歯磨きをしっかりして、歯についた汚れをしっかり落としてからコーティング剤を塗るようにしましょう。

定期的なホワイトニングがおすすめ

ホワイトニングの効果は永遠ではありません。そのため、色戻りを防ぎ、効果を長期間持続させるには、定期的にホワイトニングを行うことがおすすめです。

薬剤にもよるのですが、ホームホワイトニングは2~3年のペースで、オフィスホワイトニングは3~6ヶ月のペースで歯科医院に通い、メンテナンスをしてもらいましょう。

また、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせたデュアルホワイトニングは、高い効果を実感しやすく、色戻りのしにくい白い歯を維持することができるでしょう

正しいケアで白く美しい歯を保ちましょう

いかがでしたか?

ホワイトニングの効果や持続期間は、人によって異なります。また、種類によっても効果や持続期間が異なるので、自分の歯や口の中の状態によっては効果をあまり感じられない場合もあるでしょう。

そのため、ホワイトニングの種類を自分で決めずに、まずは一度歯科医院で相談してみることがおすすめです。歯科医院で診てもらうことで、自分では気づかなかった虫歯やトラブルを発見してくれることもあるでしょう。安心してホワイトニングするには、歯科医院での定期検診も欠かさないようにしましょう。

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