第一印象で好感を持たれる女性が必ず兼ね備えているのが「清潔感」ですが、清潔感があるかどうかはどのような部分から判断されているのかをご存知でしょうか。
もちろん、きっちりと整えられたヘアスタイルや服装であるということは大前提ですが、実は「歯の白さ」というのが非常に重要なのです。
「第一印象は口元で決まる」と言われているほど、顔の中でも口元はとてもよく見られているパーツです。
第一印象はその後の人間関係にも多大な影響を与える大事な要素でもあります。就職・仕事・恋愛・婚活などさまざまな場面にも関わってくるものなだけに、出来るだけ良い印象を持ってもらいたいものですよね。
今回は重要な清潔感を損ねてしまうことに繋がる習慣や、歯が黄ばむ原因について詳しくお伝え致します。
下記でご紹介する項目で、少しでも当てはまることがある方は要注意です。歯が黄ばむ原因に加えて黄ばみを予防する方法もお伝え致しますので是非参考になさってください。
Contents
歯が黄ばむ原因
歯の黄ばみはステインとも呼ばれており、歯の黄ばみは大きく2つに分類されています。
- 歯のエナメル質の表面汚れ
- 歯の象牙質にまで色素沈着を起こし、エナメル質が薄く汚れが目立つ
では、歯が黄ばむのは歯が汚れているからでしょうか。それとも歯磨きなどのセルフケアが行き届いていないからでしょうか。歯は本来白いはずのものなのに、なぜ黄ばんでしまうのでしょうか。
実は私たちの何気ない毎日の習慣が黄ばみを引き起こしていたのです。
食生活
色の濃い食品の摂取
例えばトマトソースやミートソース、カレーやキムチ、色の濃いトマトやほうれん草などの野菜も歯が黄ばむ原因になります。
驚くことに醤油やソースなど、必要不可欠な調味料なども歯が黄ばむ原因となるのです。
歯が黄ばむ原因になるからと言って全く食べないで生活するは難しいですが気を付けたいですね。
ポリフェノールが含まれている飲食物
ポリフェノールは抗酸化作用があるため身体にいい成分ではありますが、歯の白さを保ちたい方にとっては要注意の成分です。日頃からポリフェノールがたっぷり含まれた飲み物や食べ物を摂取している方は歯が黄ばみやすくなります。
飲み物ではワイン、ウーロン茶、コーヒー、食べ物では蕎麦やチョコレート、燻製などに含まれています。
特にワインやコーヒーはその中でも黄ばみの原因としてよく聞くものだと思いますが、なるべくお水を飲むようにするなどして対策しましょう。
エナメル質を溶かしてしまう飲み物
ポリフェノールが含まれている飲み物のほかにも注意したいのが、アルコールや炭酸飲料、スポーツ飲料です。
炭酸飲料は歯のエナメル質を溶かしてしまうので、黄ばみが目立ちやすい歯になってしまう原因になります。
生活習慣
タバコ
タバコで歯が黄ばむということをご存知の方も多いかと思います。タバコの中にはタールが含まれていて、これが俗にヤニと呼ばれていて歯の黄ばみを引き起こします。
最悪の場合歯が黄ばむだけでなく、歯を黒くしてしまうこともあります。
歯ぎしり
起きている間には意識して歯ぎしりをしないようにすることができますが、寝ている間に歯ぎしりをしてしまっている場合があります。
歯ぎしりは歯と歯を擦り合わせ、強い力を加えてしまうため、表面のエナメル質を傷つけてしまうことになります。ひどい場合には、中にある象牙質が露出してしまうことがあるほどです。
歯の黄ばみだけでなく知覚過敏や噛み合わせが悪くなる原因にもなりますので、寝ている間に歯ぎしりをしてしまうという方は専用のマウスピースをするなどして対策しましょう。
誤った歯磨き
しっかりと歯を磨いているはずなのに歯が黄ばんでしまうという方も多いでしょう。実は何気なくしている歯磨きによって、黄ばみの原因を作っている可能性があるのです。
歯みがき粉を使用しているという方も多いかと思いますが、多くの歯磨き粉には研磨剤が入っています。優しい力で歯を磨く分には問題ないですが、黄ばみや歯の汚れが気になって強い力で磨いてしまうと歯のエナメル質が傷ついて黄ばみやすい状態を作ってしまいます。
また、歯磨き粉を過剰に付けすぎてしまうのも黄ばみの原因になりますので注意しましょう。
口内環境
乾燥
口の中が乾燥しているということは、細菌や汚れを洗い流す役割を果たしている唾液が少なくなっているという証拠です。
歯並びが悪く口が閉じにくいという方は要注意です。
虫歯
虫歯を治療せず放置してしまうと、どんどん変色してしまいます。気が付かないうちに虫歯になってしまい、黄ばみが発生している可能性も考えられます。
変色がひどくなればなるほど痛みが生じて虫歯が発覚しますが、その時にはすでに進行している状態です。
初期の虫歯は痛みがなく、発見が遅れてしまいやすいのが現状です。そのため歯科医院で定期的に健診を受けるのが1番です。
詰め物
数年前に虫歯の治療を受けて放置しているという方も要注意です。治療後のケアを怠れば歯が黄ばんでしまいます。
年数が経つにつれて詰め物の色が変化したり、銀歯の影響で歯茎との境目が黒ずんでしまうことがあります。定期的なメンテナンスをして美しい歯と歯茎を保つことが大切です。
生理的要因
加齢
年齢を重ねるほど歯の黄ばみが発生しやすくなります。年齢とともに歯のエナメル質が消耗されて徐々に薄くなっていき、象牙質の色が目立つようになってしまうのです。
遺伝
遺伝によってが歯が黄色く見えやすいケースがあります。
そもそも日本人の歯は歯の表面のエナメル質が薄く、象牙質が溶けやすい傾向にある為黄ばんで見えやすいと言われています。
また、糖尿病・先天性たんぱく血症・先天性ポルフィリン症などの遺伝する病気や代謝異常などによっても歯が黄ばんでしまうことがあります。
外的要因
抗生物質の服用
抗生物質を服用すると歯が黄ばむという副作用が起こることがあります。
黄ばみ対策方法
上記のように、歯が黄ばむ原因にはさまざまなことが考えられます。
歯が黄ばんでしまわないように、黄ばみを避ける習慣を身に付けましょう。
①食事の直後は口をゆすぐ
食後すぐに歯磨きができない状況だとしても、水で口をゆすぐだけで着色汚れ予防になります。食後にたっぷりめのお水を飲むのも一つの方法です。
②一本一本丁寧に歯を磨く
歯磨きは意識的力を優しく加え、歯ブラシを縦にしたり斜めにしたりして、丁寧に磨くようにしましょう。
また歯垢や歯周病予防のためにも、歯ぐきにも歯ブラシを当てるようにしましょう。口内を清潔に保つためにもデンタルフロスなどを併用して徹底的にケアを行うことをおすすめします。
また、強くブラッシングするとエナメル質に傷がつくので、表面をなでるように磨くようにしましょう。
③禁煙する
タバコについては、やめるに越したことはありません。「歯を白くしたいから禁煙する」というのは難しいかも知れませんが、長く付き合っていく歯を健康に保つためには禁煙を視野に入れましょう。
まとめ
歯を白く保つためには、歯が黄ばむ原因となる習慣を絶つことが望ましいですが、日常生活においてどうしても改善できないこともあるでしょう。
美しく白い歯を手に入れたいという方は歯科医院で行っているホワイトニングを受けることを検討しましょう。ホワイトニングは歯の内側から漂白し歯を白く見せてくれるものです。
さらに、歯科医院ではホワイトニングをする前に歯の表面の汚れを落とすクリーニングを行っています。クリーニングだけでも自然な白さになったという方も中にはいらっしゃるので、ぜひ一度歯科医院を受診しましょう。