
美しい笑顔は口元から始まります。お口の中から健康な状態で過ごすことができれば、身体の健康だけでなく素敵な笑顔に繋がります。
今回は妊娠や出産をお考えの女性だけでなく、お仕事や子育てで毎日忙しく過ごしている女性のために、歯の美しさの重要性と歯を美しく保つための4つの習慣についてお伝えしたいと思います。
仕事や家事・育児で追われる多忙な毎日で、ついつい歯科医院から遠ざかってしまっているという方も多いのでしょう。
しかし「何も症状がないから歯科医院に行く必要はない」「毎日歯を磨いているから大丈夫」という考えで過ごしていると、30代~40代になって以降、最悪の場合歯を失ってしまうことになってしまうかもしれません。
美しい笑顔のために必要不可欠な歯を守るためにも、ご自身の歯の審美についてしっかりと考えましょう。
Contents
歯は第一印象を左右する
流行のファッションやメイクでバッチリと身だしなみを整えていても、第一印象が良いとは限りません。
実は人の第一印象は出会って最初の約5秒~15秒ほどの間に決まると言われており、その数秒間の中で全体を無意識にチェックしています。特に顔は1番見られている部分で、顔の中でも口元はご自身が思っているよりもチェックされているものなのです。
お話するときや笑顔になったときに見える白い歯は人に清潔感・爽やかな印象・明るい印象を与えてくれます。白く輝く歯は、若々しく健康的に見え誰でも好印象にしてくれます。歯が美しいことによって素顔の魅力が引き立つのは嬉しいですよね。
同じ歯並びだったとしても、歯の色が白いか汚いかで印象が全く変わってしまいます。歯並びが綺麗でも黄ばんでしまっていては台無しです。
歯並びと歯の白さを美しく保つことが第一印象をアップさせるコツなのです。
”歯”美人になるための3つの基準
お顔のパーツである目や鼻の形には個人差があり美しく見せる方法はさまざまです。
例えば一重の目でも二重の目でも美しく見せるメイク術がそれぞれありますよね。同じように歯には、揺らぐことのない美しく見せるために外せない絶対条件が3つあります。
歯が白いこと
明眸皓歯という言葉にもありますが、美人を形容するのは美しく澄み切った目と真っ白な歯なのです。心理学上でも若さ・清潔感・知性を感じるのは白い歯なのです。
綺麗なエステティックラインであること
顔を真横から見た際に、鼻の先と顎の先を結んだラインのことをエステティックラインと言います。唇の先がこのエステティックライン上に位置するか、もしくはラインよりも内側になるのが理想とされています。
美しい理想のエステティックラインを作るためには正しい噛み合わせや歯並びであることが大切です。
ご自身の横顔を三面鏡などでチェックしてみましょう。
綺麗なスマイルラインであること
笑顔をつくった時に見える下唇のラインと上あごの前歯の先端を横に結んだラインのことをスマイルラインと言います。スマイルラインを整えることで美しい笑顔を作ることができます。
この基準を満たしていると見ている人は美しく感じ、この基準を満たしてないと美しさが減少してしまうため、審美歯科治療を受ける際にも重要な基準の一つとなります。
歯を美しく保つことができていれば、自然と笑顔の回数も増え、魅力が増します。
ご自身の歯がどのような状態か、今一度鏡で確認してみましょう。
綺麗な歯をつくる4つの習慣
人に見られることの多い歯や口元は、常に清潔な状態にしておきたいものです。
歯の美しさを保つためにも、美しい歯を保つためにも習慣化していただきたい4つの項目があります。
電動ブラシや歯間ブラシを使用する
まずは毎日のデンタルケア習慣から見直す必要があります。歯ブラシを使用した歯磨きだけで満足していませんか?実は歯ブラシ1本だけで全ての汚れを取るのは難しいと言われています。
夜寝ている間に口腔内の菌は爆発的に増殖しますので、磨き残しがある状態では口腔内の菌が長い時間増殖し続けることになります。
最近では毛先の細い歯ブラシや、高性能の電動歯ブラシが販売されており、通常の歯ブラシよりもプラークを除去する効果が高くなっています。
毛先の細い歯ブラシは、歯周ポケット内を磨くことができ、歯間ブラシなどを併用すれば歯磨きだけでは落としきれない歯と歯の間の汚れを取り除くことができます。
これらを怠れば、虫歯などになって歯が黒くなってしまったり、キレイな歯が手に入る可能性が低くなってしまいます。面倒でも丁寧なデンタルケアの習慣を身につけましょう。
歯茎のマッサージを行う
歯茎の血行が悪くなってしまうと、歯茎が黒ずんで見えてしまいます。歯茎のマッサージと言っても歯磨きをする際に少し歯茎に意識を向け、優しく磨くだけで良いので簡単です。
普段は歯だけを磨くようにしていたという方も、優しく歯茎をマッサージするようにして行ってみましょう。
ホワイトニングケアをする
ただ単に歯磨きをするだけではなかなか歯の色を変えることはできません。
歯を白くするためには市販のホワイトニング用品を使用する方法もありますが、歯をしっかりと白くしたいという場合には歯科医院に相談するのが一番です。
コーヒー・紅茶の摂取を控える
毎日2回以上歯を磨いているのに、歯が汚くなってしまう原因には着色汚れ(ステイン)があります。日常的にコーヒーやワイン、お茶などを飲む人は特にステインが付きやすくなっています。
コーヒーや紅茶が大好きな方も多いのでなかなか難しいかと思いますが、歯の着色が気になる方はコーヒーや紅茶を控えたり、飲んだ後はすぐに歯を磨くようにすると良いでしょう。
どうしても飲みたいけれど着色が気になるという方は、ストローを使用してはに付かないようにする工夫も必要です。
最後に
美しい歯で過ごすことは、自信と笑顔に繋がります。
歯磨きを忘れてしまったり、コーヒーを頻繁に飲むことがあるという方も改めてご自身の歯について考えてみましょう。
歯が痛くなってから歯科医院に行っても手遅れになってしまうことがあります。いずれ大切な歯を失ってしまうようなことにならない為にも、今から歯の健康を維持し、美しい歯並びと白さを保ちましょう。