歯並びを整えることのメリットとは? | 歯と健康のラボラトリー

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歯並びを整えることのメリットとは?

綺麗な歯並びには憧れますよね。

歯並びが悪くて噛み合せに違和感を感じるという方も多いでしょう。
実は歯並びは見た目の問題だけでなく、歯や健康に大きく関わりがあるのです。

歯並びを整えるためには、矯正治療を受ける必要があります。
矯正治療を行うことで、これまで感じてきたさまざまな悩みを解消することが可能なのです。

それでは歯並びを整えることにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

Contents

”歯並びが悪い”とは?

ひと言で歯並びが悪いと言っても種類があります。

  1. 叢生(そうせい)・・・歯が奥へ入り込んでいたり向きが揃っていない、いわゆる乱食い歯といわれるものです。
  2. 空隙歯列・・・歯と歯の間に隙間があり、すきっ歯と呼ばれる歯並びです。
  3. 反対咬合・・・下の歯が上の歯に被さるようになっています。受け口と言われるものです。
  4. 上顎前突・・・上の前歯が出ている、「出っ歯」と言われるものです。
  5. 過蓋咬合・・・上の歯全体が、下の歯を覆いこむような嚙み合わせのことです。

その他にも上下の歯が部分的に逆になる「交叉咬合」や上下の前歯が前へ出る「上下顎前突」などがあります。

審美性だけじゃない!歯列矯正の効果

歯並びを整えるために、歯科医院では矯正治療を行っています。

矯正治療は子どもが行うイメージがあるかもしれませんが、実は大人の矯正治療を希望する方が増えています。

最近では見た目を重視し、ホワイトニングなど審美性を求める方が増えていますが、歯列矯正も同じで審美性を求める方が矯正治療を行っているのです。

歯並びにコンプレックスを持ちながらも子どものときに矯正治療を行う機会がなく諦めていた方が、大人になってから矯正治療を始めるケースが増えています。

矯正治療を行うことで、見た目のコンプレックスだけでなく、歯や体に関するさまざまなトラブルを改善することができます。

虫歯になりにくい

歯並びが悪いと、重なった部分の歯や奥へ引っ込んでいる歯が磨きにくくなります。

また奥に引っ込み、歯並びがガタガタになっている部分があるち歯ブラシの毛先がうまく当たらないため、汚れが溜まりやすくなります。

歯の汚れが落としきれていないとそこにプラークが溜まり、やがて虫歯になってしまう恐れがあります。特に歯と歯の間は汚れが溜まりやすく、歯の重なり具合などでフロスが通りにくい場合など、なかなか綺麗に落とし切れません。

一生懸命歯を磨いても、歯並びが悪いと思っているよりも磨けていないことが多く、その結果虫歯になってしまいます。また歯並びが悪いと虫歯の治療そのものが行いにくいため、再び虫歯になる可能性が高くなります。

歯並びが整うことによって、歯ブラシの毛先がきちんと歯にあたるようになり、正しいブラッシングができるようになります。

また歯の間の汚れもフロスが通りやすくなることで、すき間の汚れを綺麗に落とし虫歯になるリスクを抑えるというメリットがあります。

歯周病になりにくい

歯周病は、歯周病菌により顎の骨が溶け歯が抜てしまう病気です。

落としきれていない汚れがやがて細菌の塊であるプラークとなり、そのプラークを温床とした歯周病菌が出す毒素により顎の骨や歯周組織が破壊されてしまいます。

虫歯と同様、歯の汚れが落としきれていないことが原因となりますが、歯並びの悪さがブラッシングを妨げていることが多いのです。また、歯並びが悪いとその形状から歯石が非常に溜まりやすくなります。

歯石はプラークが石灰化したもので、表面がデコボコしており細菌が溜まりやすいため、歯周病などを引き起こす可能性が高まります。

特に重なった生え方をしている部分は歯石が非常に溜まりやすく、フロスを使ってもなかなか汚れを綺麗に落とし切れません。

歯周病予防はプラークを作らないことが大切です。

歯の根っこが見えるような生え方の歯も歯周病になりやすいですが、歯列矯正を行うことで歯ぐきから飛び出したような生え方をしていた歯も安定した生え方になり、歯周病のリスクが低くなります。

噛み合わせが良くなる

噛み合せは、わたしたちの健康にとってとても大切な役割を持っています。
噛み合わせが悪いと虫歯や歯周病をはじめ顎関節症、顔の歪み、頭痛、肩凝りなど不快症状に悩まされることが多くなってしまいます。

良い噛み合せは、上下の歯が均等に噛むことができるので顎の骨などに負担がかかりにくいですが、噛み合せにズレが生じていると歯の磨り減り方や顎の関節の変化などが起きやすくなります。

顎関節症は歯並びが良い方にも起きることがありますが、歯並びに問題がある方は悪化してしまう傾向にあります。

噛み合わせが悪いと、知らず知らずのうちに片側だけで噛むクセがついてしまうため左右の筋肉の発達に違いが生じます。
その結果左右の筋肉のバランスが崩れ、顔の歪みに繋がり、最終的には顎の形も変わってしまうことがあります。

また頭痛や肩凝り、自律神経失調症などの不快な症状も、噛み合わせの悪さが原因と考えられます。
このように歯並びの悪さは嚙み合わせの悪さに深く関係します。矯正治療を行い噛み合わせを整えることで、このような症状の改善に繋がります。

口呼吸を改善する

特に上顎前突(出っ歯)の場合、口を閉じていても前歯の影響で口が開き気味になってしまいます。このため口呼吸になりやすいですが、口呼吸は口腔内にも体にもデメリットだらけです。

口呼吸による影響は、虫歯、口臭、ドライマウスをはじめ、空気中の細菌を直接肺に取り込むためアレルギーやインフルエンザなどの感染症に罹患しやすくなります。

私たち人間は本来鼻で呼吸を行います。

歯並びが悪いことによって口呼吸になってしまうことを防ぐためにも、歯列矯正は有効手段です。歯並びを良くすることで口を閉じ、鼻呼吸を行うことができます。

自分の歯を大切にする意識がつく

矯正治療を行うことで、歯に対する意識にも大きな変化が出てきます。

矯正治療はほとんど保険適用とならず、自費治療となります。高い費用を出して治療を行い、綺麗な歯並びを手に入れるわけですから、これからは自然と「歯を大切にする」意識がつくはずです。

歯並びを整えることで、美と健康に対する意識が高まることも、矯正治療のメリットです。

まとめ

このように、歯列矯正を行うことで審美的にも健康にもたくさんのメリットがあります。歯並びで悩んでいる方ひや、噛み合せが気になる方は歯科医院で相談しましょう。

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