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こんな症状がある方は「顎関節症」かも!?

顎関節症になってしまうと、顎やその周辺に支障が出てきてしまいます。

顎関節症には色々な原因があると言われており、生活習慣も大きく関係していると言われています。原因としては姿勢や噛み合わせ、睡眠、ストレスなどさまざで日常的に誰にでも起こる可能性があります。

それではどのような症状が出た際に顎関節症を疑うと良いのでしょうか。また、改善するにはどうしたら良いのでしょうか。

顎関節症の症状とは

まずは顎関節症の具体的な症状についてお伝えします。

顎関節の音

顎の調子がおかしいと感じる際に、顎を大きく開けるとパキッと音がすることがあります。関節の位置が何らかの理由でズレてしまっていることで音が鳴ります。

口を大きく開けた時に音が鳴ることが多く、口を小さく開けただけでは鳴らない事もあるのであくびなどをした拍子に気が付く事もあります。

痛みが伴わない場合もあるので、そのままにしておく方もいらっしゃるのですが、音が鳴るということは関節がずれているサインなので、痛みが無く症状が軽い段階で受診すると安心です。

顎の痛み

顎に痛みを感じて歯科医院を受診される方が多くいらっしゃいます。

代表的な痛みとしては、朝起きた際に顎が痛くて開けられないという急性の症状や、顎を動かすと痛みがあるという慢性的な痛みがあります。

朝起きて痛みがある場合には寝ている時に、無意識のうちにかなりの力で食いしばりをしていたり、歯ぎしりをする事によって炎症が起きてしまう事が考えられます。その場合には、ナイトガードと呼ばれるマウスピースを装着し、食いしばりをしている歯をクッションのような役割で保護すると効果的です。

ストレスによる一時的な症状である可能性があるので、その場合には食いしばりが無くなると症状が改善します。

顎は通常関節円盤というクッションの働きをしている組織に支えられています。
外傷などの強い力が加わったり、長い時間頬杖をついて力がかかってしまうと少しずつズレが起きてしまいます。すると口を開ける際に下の顎に引っかかってしまうので、スムーズに口が開かない状態になってしまうのです。

頭痛や肩こり

体のバランスが崩れてしまうと、全身に歪みが生じてきてしまいます。

姿勢が悪いと頸椎などが歪み、それが原因で顎に影響があったり骨盤などにも影響を及ぼしてしまうなど色々な部分と関わっていきます。

噛み合わせがアンバランスになってしまう事で、肩こりや頭痛などの症状を引き起こしてしまう場合もあります。

顎関節からきている痛みと気が付かずに、他の症状だと思い根本的な原因を改善する事が出来ずに悩んでしまう事もあります。

定期的に歯科医院を受診している方は早期に発見する事が出来ます。口を開けたときの音や噛み合わせが気になった際には歯科医院で相談すると安心です。

噛み合わせが悪くなる原因

噛み合わせが悪くなってしまう事でバランスが崩れてしまい、顎関節症を引き起こします。
そもそも噛み合わせが悪くなる原因には、どのような事があるのでしょうか。

欠損した歯の放置

歯が無くなってしまった所を治療せずにいると、歯は隣の歯のほうに移動しようと徐々に動いてしまいます。
1本の歯が無くなっただけで食事に支障が無いと考え、そのまま長期間放置してしまうのは危険です。動いてしまった歯の噛み合わせが変わってしまって歪みの原因になってしまいます。

また数本欠損したままで放置してしまうと上の歯の場合には下の歯が、下の歯の場合には上の歯が噛み合わせの対合歯が無い分伸びてしまう事もあります。

親知らずの生え方

親知らずは、スペースが限られている所に無理に生えてくる事が多く、歯が倒れて生えてしまう事があります。
横向きに生えてしまうと隣の歯を押してしまうので、歯並びが悪くなってしまう原因になります。

親知らずの生え方にも個人差があり、真っすぐ生える場合もありますし、全く出てこない事もあります。親知らずは他の歯に負担をかけることがあるため注意が必要です。

他の歯に負担を掛けてしまうような場合には、抜歯をすると良いでしょう。

顎の発達が未発達の場合

現代人は加工食品などの普及によって、硬いものを噛む事が少なくなったと言われています。しっかりと噛む事は、顎が発達する上で大切なことです。

柔らかい食品ばかり好んで食べていると顎の発達がうまく行かず、歯が生えてくるスペースが少なくなってしまい結果的に歯並びが悪くなってしまいます。

理想的な噛み合わせ

理想的な噛み合わせは、全体的に噛み合わせが整っていて、どこか1か所だけ強く当たってしまうような事が無い状態です。

特に奥歯の噛み合わせは食事をする際に大きな役割を果たすので、均等に噛み合わさっている事が大切です。
口の中はもともと髪の毛が1本入り込んでしまっただけでも気になるデリケートな部分です。少しでも力が偏ってしまっていればストレスになってしまうのです。

特に新しい被せ物を入れた際には、しっかりと調整しないと強く当たってしまう事があります。その場では問題無いと感じても、食事をする事で違和感を感じる事もあるので、気になった際には調遠慮せずに医師に相談するようにしましょう。

良くない噛み合わせ

前歯の歯並びが良くても、奥歯の不具合によって噛み合わせのバランスが崩れてしまう事があります。
虫歯をそのまま放置したりすると無意識のうちに反対側ばかりで噛んでしまうことがあるので、バランスが崩れてしまう原因になります。

また、虫歯が悪化してしまう事によって噛み合わせが悪くなる事もあります

虫歯の治療は早期発見早期治療することで、痛みも時間も最小限に抑えることができます。噛み合わせの観点からも早めの治療がおすすめです。

全体的な歯並びの悪さから噛み合わせが悪くなる事もあるので、状態によっては矯正治療で歯の位置を正しい位置にすると、審美的にも機能的にも快適な口内環境になります。

最後に

顎関節症の症状や原因はさまざまですが。自己判断で間違った対処方法をすると症状がひどくなる事もあるので注意しましょう。

症状にもよりますが早い段階であれば、マッサージやマウスピースなどで改善する事も可能なので、少しでも気になる症状が出た場合には痛みが無くても相談すると安心です。

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